スマイルボディの松尾です。
ミリオンセラー「病気にならない生き方」の著者である 新谷 弘実さん の、 酵素に関する寄稿が東洋経済オンラインにされましたので、ご紹介します。
東洋経済オンライン より
「死んだ食品」があなたの老化を加速させる! 体内酵素を増やせば、腸は若返る
新谷 弘実腸には「食歴」がしっかりと刻まれている
加齢によって体の機能が低下するのは自然な現象で、ある意味しかたがないことです。ところが、体によくない習慣を積み重ねてきたことによる病気は、自分自身が招いたことです。大切な体を病気にしてしまった責任は、自分にあるといえるのです。 腸の中の状態をよくできるか、悪いまま放っておくかも自分次第です。もし脳も体も健康でありたいのなら、腸内がよい状態になる生活を送らなければなりません。そのためには、健康のために食事に気をつけることが重要なのです。 実際、腸の状態を表す「腸相」は、それまでに食べてきたもので左右されます。また、腸相に最も大きな影響を与えるものは、それまで食べてきたものの履歴、つまり「食歴」です。腸には、その履歴がしっかりと刻まれているのです。 筆者が診てきた患者さんの中には腸相が悪い人が非常に多くいました。いったいなぜ、これほどまでに腸相が悪くなったのでしょうか。 私が食歴に注目したのは、臨床の場でこのような疑問を抱いたからでした。そこで診察の際に、患者さんたちに食歴と生活習慣を聞くようになったのです。そのデータが増えていくにつれ、腸相と食歴の相関関係がはっきりと見えてくるようになりました。 心身が健康な人の腸相は良好で、腸を汚すようなものを食べてこなかった、食歴のよい人です。反対に、何かしら健康を害している人の腸相は悪く、そうした状態を招いても不思議ではない食歴の人が多いのです。このことからもわかるように、いつまでも脳と体の健康を保ちたいのであれば、まずは腸内をよい方向に保てるような食生活を心がけるべきなのです。 私たちの体をつくっているのは、日々口にする食べ物や水です。その質がよくなければ、それらを処理して、栄養素として分解・吸収を行う胃や腸が、真っ先にダメージを受けても、何ら不思議ではありません。 たとえ1回1回の食事から受けるダメージは小さくても、質の悪い食べ物や水を長い期間にわたって摂り続ければ、ダメージは大きくなっていきます。仕事が忙しいからといって、日々の食事をおろそかにしてはいけません。 食事や水の質が悪ければ、吸収された悪い成分は血管を通して体内のあらゆる細胞に運ばれていきます。材料の質が悪かったとしても、細胞は運ばれてきたものを使って、体を維持するため、その悪いもので活動を行うしかないのです。 これでは細胞の中のゴミが増える、活性酸素に対抗できなくなるなど、いろいろな問題が出てきて細胞を老化させることにつながってしまいます。つまり、いずれは体の病気や、認知症といった脳の病気につながりかねないのです。
「体内酵素」をも決定づける食歴
口から入る食べ物や水は、腸だけでなく体内酵素にも少なからず影響を及ぼします。患者さんたちに対して食歴と腸相との関係を探るアンケートを進めていく中で、私は健康状態の良し悪しを握るキーワードが、そこに隠されていることに気がつきました。拙著『認知症がイヤなら「腸」を鍛えなさい』(SB新書)でも詳しく触れていますが、それは「体内酵素の量と活性度」です。
「死んだ食品」「生きている食品」の違いは酵素の有無
酵素の豊富な食べ物と対極にあるのが加工品です。加工品には、活性酸素をつくるケミカル物質の食品添加物がいろいろと含まれているからです。 加工された食品を食べ続けると健康を損ねるのは、化学調味料や食品添加物、人工甘味料といった、体にとってよくない化学成分がたくさん使われているからだけではありません。工場でつくられた工場由来のものは「死んだ食品」でもあるからです。私がいう「死んだ食品」とは、酵素が含まれていない食品を指します。 酵素が含まれた食物の条件は、「生命力がある」こと、「自然のままである」こと、そして「新鮮である」ことです。工場でつくられた食べ物は、これらの条件を満たしていないのです。だから、いくら摂っても酵素を補給することはできないのです。逆に、化学成分が活性酸素を発生させて、その解毒に酵素をたくさん使うことになってしまいます。 「生命力がある」「自然のままである」「新鮮である」というのは、ひと言でいえば「生きている食品」ということです。ただ、そういわれても、ピンとこない人は多いかもしれません。死んだ食品でも、生きている食品と見分けがつきにくいものも少なくないからです。 たとえば穀物なら、白米はコメの最も大切な部分を「精製」によって取り除いてしまった「死んだ食品」です。なぜなら果皮、種皮、糊粉層など「ぬか」と呼ばれている部分や「胚芽」の部分を削っているからです。生命力がない証拠に、白米を水につけて日光に当てても、決して発芽することはありません。 しかし、玄米は違います。玄米は、外側のもみ殻だけを外したおコメですから、水につけて適当な温度を保てば発芽します。発芽できる玄米は、生命力がある「生きた食品」といえるのです。 野菜や果物、豆類などの植物も適した環境に置かれると、育ち続けたり、芽を出したりします。それは植物も酵素をもっており、その力が働くためです。私たち人間だけでなく、植物も動物も魚介類も、生きているものには、すべて酵素が存在します。基本的に、私たちが食材として口にしているものには、すべて酵素が含まれているのです。酵素を多く摂るには生に近い状態がベスト
食べ物に含まれる酵素を最大限に摂り入れるには、できる限り生に近い状態で摂取するといいでしょう。これは酵素が熱に弱いからです。ですから、たとえば野菜ならサラダ、魚介類なら刺身で摂るほうがいいのです。このとき、旬のものを選ぶと、より豊富な酵素を摂ることができます。また、植物性食品を全体の食事の85%にし、動物性食品は15%程度に抑えることがお勧めです。 このほか、酵素をたくさん含んだ食べ物として、発酵食品がお勧めです。たとえば、味噌、しょうゆ、酢、塩麹、納豆、ぬか漬け、たくあん、カツオ節、塩辛、くさや、キムチなどを挙げることができます。 食べ物を発酵させるのは、麹菌、酵母菌、乳酸菌、納豆菌、酢酸菌などの微生物です。こうした微生物の働きで、発酵が促進された食品には、食物酵素が豊富に含まれています。ですから、発酵食品を積極的に摂れば体内酵素の補給になり、腸内細菌も活発に働いて、体の老化や病気を防いでくれるのです。 特に納豆は大変優秀な発酵食品で、ナットウキナーゼという納豆特有の酵素が、脳の働きを高めて認知症を予防する効果にも優れていることがわかっています。 食べ物に含まれる酵素は、時間とともに酸化という形で失われていきます。また、農薬や発色剤、漂白剤などが使われたものは、食材そのものがもつ酵素を化学成分で減らされてしまった「半分死んだ食品」といってよいでしょう。ですから、食べ物から酵素を補給するには「自然のままである」「新鮮である」ことが欠かせないのです。私が長い時間をかけて集めた患者さんたちの食歴データにも、このことが表れています。 腸相がよく、心身ともに健康な人たちは、長年にわたって酵素を含む新鮮な食べ物をたくさん摂る食生活を続けています。そのため、酵素をつくり出す腸内細菌が活発に働ける腸内環境になるという好循環ができあがっているのです。つまり、これが腸を若返らせる習慣で、あなたの老後の脳と体の健康を決定づける最良の方法といえるのです。
新谷 弘実 しんや ひろみ ベス・イスラエル病院名誉外科部長
1935年福岡県出身。1960年順天堂大学医学部卒業。1963年外科医としてのトレーニング(レジデント)を受けるため、ニューヨークのべス・イスラエル病院に留学。
その後、胃腸内視鏡学のパイオニアとして活躍。1968年に「新谷式」と呼ばれる大腸内視鏡の挿入法を考案。
世界で初めて開腹手術をすることなく、大腸内視鏡によるポリープ切除に成功し、医学界に大きく貢献する。
日米でおよそ35万例の胃腸内視鏡検査と10万例以上のポリープ切除を行った、この分野の世界的権威。
現在、米国アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授。
著書にミリオンセラーとなった『病気にならない生き方』(サンマーク出版)シリーズをはじめ、
『胃腸は語る』(弘文堂)、『酵素力革命』(講談社)、『水と塩を変えると病気にならない』(マガジンハウス)など多数ある。 |
・スマイルボディで取り扱っている「酵素サプリメント」 私が食事で食物酵素を摂れないときに愛用している酵素サプリメントを、ご来店されたお客さま限定で、仕入れ値+経費 にてお分けしています。(利益なしですが取扱数量が増えると仕入れ値が下がるので私も得をします) 「Re.Fresh」10本入、30本入



スマイルボディ 代表 松尾さとし